読者の感想と考察

1986年12月21日の内村鑑三の霊言では、日清、日露戦争に反対したと述べられた部分もあって、日清戦争には賛成していたから事実と違うと指摘されることがあったと思います。ただ、生前の内村鑑三は日清戦争について当時賛成していたものの、後になってそれは間違いだったと反省して、日露戦争前には過去の日清戦争にも反対の立場に変わっていたので、霊言収録時では日清戦争にも反対したことになっているのだと思います。ここで、歴史を知っているだけで内村鑑三として成りすまして霊言がされているのであれば、日清戦争には反対したと述べると思いますので、これは霊人が内村鑑三ご本人であることの証明にもなっているだろうと思います。戦争に勝った後に反対をするというのは変わった人だと思いますが、良心的なジャーナリストとしても思うところがあったのだろうと思います。霊言ではクリスチャンの立場から反対したと語られていたと思いますが、内村鑑三は無教会主義の「2つのJ」だけでなく、ジャーナリズムという「J」にも忠実な人だったのではないかと思われます。

日清、日露戦争に反対したことについては、1986年12月9日の霊言でも述べられていました。その後、非戦論に関しては、2012年11月22日に内村鑑三の霊言が収録され、「『非戦論を破って、戦う場合もありうる』ということを、あえて宣言するとするならば、『神を信じない無神論勢力が世界を支配することに対しては耐えられない』ということです。そこのところを強調すれば、宗教的には、『戦いの正当化』が可能かと思います。」といった見解が述べられていました(『公開霊言 内村鑑三に現代の非戦論を問う』)。

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

Wiki内検索

管理人/副管理人のみ編集できます