『大川隆法 初期重要講演集 ベストセレクション�ァ戮梁�2章「永遠の今を生きる」は「時間論」をテーマとした講演となっていて、まえがきでは「不思議な話」で「超越哲学」であると書かれています。
幸福の科学での「人生の目的と使命」は、魂学習の場である地上にユートピア社会をつくるということで、講演の前半では、時間というものの性質について述べられた上で経済学者のカール・マルクスが考慮していなかった点やパレートの法則についての分析がされ、人生に勝利するための仕事論やユートピア社会を実現するための組織論のような話になっていました。それらの話を前置きとして、講演の後半では、この世で現在の時間を生きている「現存在」である私たちが地上の時間を大切にして光に満ちた黄金のものとするためには、「正しき心の探究」として正しき時間を探究・発見・創造せよということが語られていました。正しき時間の探究・発見・創造というのは、「仏法真理の探究・学習・伝道」といった宗教的な言葉と比べると、やや科学的な表現であるように思います。
『存在と時間』という主著がある哲学者ハイデッガーが使った「現存在」という哲学用語が用いられていますが、エル・カンターレの歴史観が説かれている『黄金の法』ではハイデッガーの過去世を教父アウグスチヌスとしていて、ハイデッガーの時間論をアウグスチヌスの時間論と対比させて読むとそのことがよく分かると書かれてはいます。しかし、『存在と時間』という本にはあまり興味が持てず、買うのをやめたので、読者の私はよく分かってはいません。ただ、ハイデッガーは学生時代だけでなく、40代になっても幼少期から親しんだベネディクト派修道院の図書室でアウグスティヌス研究を続けていたそうなので、人生を貫いて影響を与えていた存在であったのは確かだろうと思います。しかし、教父アウグスチヌスがハイデッガーの守護霊だったのか指導霊だったのかを探究するのは、私には難しそうです。
『黄金の法』に出てくる未来や過去の話というのは、現在に依存しているので定かなものではないようで、後に収録されたさまざまな霊的な存在による霊言等では異なった意見がいろいろと出てきているといった状況です。例としては、10年ぐらい前の 2011年8月28日の宇宙人リーディングで、ぎょしゃ座エイヴ星のヤギ型宇宙人というのが出ていましたが、その霊言では内村鑑三とアウグスチヌス、墨家集団の主要な弟子の一人が過去世だという話があったようでした。そのアウグスチヌスというのはハンナ・アーレントが博士論文で研究した人だと発言されてもいたようです。しかし、すでに述べたように教父のアウグスティヌスについては『黄金の法』でハイデッガーの過去世とされているので、何か秘密がありそうな感じがします。
エイヴ星のヤギ型宇宙人が内村鑑三の過去世として挙げていたアウグスチヌスというのは、中世初期の「カンタベリーのアウグスチヌス」であるかもしれません。カンタベリーのアウグスティヌスというのはベネディクト会の修道士でローマの聖アンドレアス修道院長まで務めていた優秀な人でしたが、教皇グレゴリウス1世の命を受けてイングランドへ伝道に行き、ケルト系教会を含むイングランドの伝統を尊重しながらも別の教会から派遣された聖職者の反抗を受けたりしていて、その人生の目的と使命は内村鑑三とよく似ていたんじゃないかと思われます。
講演の結びでは、「時間」というものについてもう一度考えてみてくださいと語られていますので、今更ですがあとで考えてみようと思います。「時間論」と言えば、時空間を超えて宗教と科学をも超越した話が収録されている『観自在力』という経典を推すべきと思います。『観自在力』は、2020年の改訂版で第7章が追加されていて、陽意識である「大日意識」と陰意識である「月意識」という二つの極があることで時間の流れが始まったということも説かれてもいますが、精読していくとと時間がいくらあっても足りないだろうという気がします。
幸福の科学での「人生の目的と使命」は、魂学習の場である地上にユートピア社会をつくるということで、講演の前半では、時間というものの性質について述べられた上で経済学者のカール・マルクスが考慮していなかった点やパレートの法則についての分析がされ、人生に勝利するための仕事論やユートピア社会を実現するための組織論のような話になっていました。それらの話を前置きとして、講演の後半では、この世で現在の時間を生きている「現存在」である私たちが地上の時間を大切にして光に満ちた黄金のものとするためには、「正しき心の探究」として正しき時間を探究・発見・創造せよということが語られていました。正しき時間の探究・発見・創造というのは、「仏法真理の探究・学習・伝道」といった宗教的な言葉と比べると、やや科学的な表現であるように思います。
『存在と時間』という主著がある哲学者ハイデッガーが使った「現存在」という哲学用語が用いられていますが、エル・カンターレの歴史観が説かれている『黄金の法』ではハイデッガーの過去世を教父アウグスチヌスとしていて、ハイデッガーの時間論をアウグスチヌスの時間論と対比させて読むとそのことがよく分かると書かれてはいます。しかし、『存在と時間』という本にはあまり興味が持てず、買うのをやめたので、読者の私はよく分かってはいません。ただ、ハイデッガーは学生時代だけでなく、40代になっても幼少期から親しんだベネディクト派修道院の図書室でアウグスティヌス研究を続けていたそうなので、人生を貫いて影響を与えていた存在であったのは確かだろうと思います。しかし、教父アウグスチヌスがハイデッガーの守護霊だったのか指導霊だったのかを探究するのは、私には難しそうです。
『黄金の法』に出てくる未来や過去の話というのは、現在に依存しているので定かなものではないようで、後に収録されたさまざまな霊的な存在による霊言等では異なった意見がいろいろと出てきているといった状況です。例としては、10年ぐらい前の 2011年8月28日の宇宙人リーディングで、ぎょしゃ座エイヴ星のヤギ型宇宙人というのが出ていましたが、その霊言では内村鑑三とアウグスチヌス、墨家集団の主要な弟子の一人が過去世だという話があったようでした。そのアウグスチヌスというのはハンナ・アーレントが博士論文で研究した人だと発言されてもいたようです。しかし、すでに述べたように教父のアウグスティヌスについては『黄金の法』でハイデッガーの過去世とされているので、何か秘密がありそうな感じがします。
エイヴ星のヤギ型宇宙人が内村鑑三の過去世として挙げていたアウグスチヌスというのは、中世初期の「カンタベリーのアウグスチヌス」であるかもしれません。カンタベリーのアウグスティヌスというのはベネディクト会の修道士でローマの聖アンドレアス修道院長まで務めていた優秀な人でしたが、教皇グレゴリウス1世の命を受けてイングランドへ伝道に行き、ケルト系教会を含むイングランドの伝統を尊重しながらも別の教会から派遣された聖職者の反抗を受けたりしていて、その人生の目的と使命は内村鑑三とよく似ていたんじゃないかと思われます。
講演の結びでは、「時間」というものについてもう一度考えてみてくださいと語られていますので、今更ですがあとで考えてみようと思います。「時間論」と言えば、時空間を超えて宗教と科学をも超越した話が収録されている『観自在力』という経典を推すべきと思います。『観自在力』は、2020年の改訂版で第7章が追加されていて、陽意識である「大日意識」と陰意識である「月意識」という二つの極があることで時間の流れが始まったということも説かれてもいますが、精読していくとと時間がいくらあっても足りないだろうという気がします。
コメントをかく